2001.4.29〜5.1  韓国旅行−3
 2001.5.1

 朝7時半にホテルのレストランで、バイキング形式の朝食を食べる。
久しぶりにパンを食べたような気がする。

 午前8時半にホテルを出発し、「独立記念館」へ向かった。
9時過ぎに着いたが、9時半からの開館であったので、独立記念館のシンボルである「キョレー(民族)の塔」を背景に写真を撮った。

 

この塔は、両手を合わせたデザインをしており、民族の永遠の祈りと「鳥の羽ばたき」という民族の発展を意味するそうだ。

 独立記念館設立の意見は以前からあったが、1982年日本の歴史教科書歪曲事件をきっかけに、再び建設が呼びかけられ、韓国国民の寄付金によって建てられた。
 毎年8月15日には、ここで独立記念祭が行われるそうだ。

キョレー(民族)の塔


さて入場時間になり、最初に行ったのは、撤去された朝鮮総督府の一部を展示している公園だ。
最近展示されるようになったようで、他の観光客は居なかった。


不屈の韓国人像 さらに進むと、正面ホールの中に、巨大な「不屈の韓国人像」が目に入ってきた。
真っ直ぐに突き出された人差し指に、力強さと不屈の精神を感じた。


不屈の韓国人像
  つつじ  
展示館前の公園には、ツツジが真っ盛りで、とてもとても綺麗であったが、良く見ると花びらが日本のツツジと異なり、牡丹のように花びらが幾重にもなっていることに気がつき、とも写真を撮る。




牡丹のような花びらのツツジ


 第一展示館は、先史時代から朝鮮後期までの文化遺産が展示されており、このころ日本は韓民族よりいろいろな文化を授かり、日本の歴史に大きな影響を与えていることを改めて知った。

 第二展示館は、朝鮮時代後期からの展示であるが、このころから日本による侵略が露骨化し、展示されている資料も日本人として、見るのが辛いものが多かった。
 東洋の平和を願い続けた安重根の獄中での書や、処刑5分前の写真などもあり、胸が痛い思いだった。

今回、工事中ということで「安重根義士記念館」に行くことができなかったのがとても残念だった。

 時間の都合で、ここまでで記念館を出て、公園入り口のお店で昼食を食べる。
ここで、ビビンバ・キンパプ(海苔巻)・チヂミ、それとお店の人(ガイドの金さんのお友だち)のご好意で、韓国の家庭料理をいただいた。
キンパプ
キンパプ・・海苔巻

           ビビンバ
チヂミ
チヂミ
キンパプは、韓国場版海苔巻であるが、酢飯でないのだが、その分あっさりしている。
石鍋ビビンバは、美味しくって最高 \(~o~)/ 
チヂミは昨日食べた韓定食のチヂミとは、また異なっており、いろいろなチヂミがあることを実感。

 午後1時に出発し、北上し38度線の「自由の橋」を目指す。
やがてイムジン川をはさみ北朝鮮を望むことができるようになる。
漢江からイムジン川には、鉄条網が張られていて、所々に監視小屋があり、そこに兵士の姿があり、改めて国境を認識した。
 自由の橋
 午後3時40分に「自由の橋」(国境)に到着。ここは、観光地化されており、いろいろな乗り物があり若い人たちが、遊んでいた。
 しかし、「自由の橋」を見ると別れ離れになった人たちの思いで胸が痛くなる。


 今回の見学コースもここまで。一路仁川空港めざして、出発。
午後5時に、仁川空港に着く。ここで、どらがどうしても食べたいという、チャジャンミョンを空港の中華(四川)料理レストランで食べる。

チャジャンミョンチャジャンミョンは、中華料理のジャージャー麺の韓国版ともいうもので、甘辛い黒味噌のソースを、麺に乗せて、かき混ぜて食べる。




チャジャンミョン

 いろいろとお世話になったガイドの金さんとは、来年また韓国へ来ることを約束して、ここでお別れ。

 午後6時50分発、仁川空港を出発し名古屋空港へ。どら&とも機内では熟睡してしまう(笑)
 予定通り、午後8時半に名古屋空港へ到着。
近くの喫茶店でコーヒー(久しぶりに濃いコーヒー)を飲み、帰った。


 近くて遠い国・・・韓国、しかし今回の旅行で、少しは韓国と日本の歴史について知ることができたと思う。
日本にいては、知ることのできない事実を目の当たりにし、とても辛い思いもしたが、事実は事実として知るべきであると思った。
 また来年も韓国へ行こうと心に誓ったともまるでした。

 韓国も日本人観光客が増えているが、グルメ・ショッピングだけではなくて、韓国と日本の歴史を尋ねる旅行もして欲しいと思う。
                                        
                                   (2001.5.1    とも 記)

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